三世(さんぜ)〜祖先と子孫のために
人には、みな祖先があります。
現世の自分があるのは祖先があればこそ。
祖先のおかげなのです。
祖先は自分の前世であり、子孫は自分の来世といえます。
前世、現世、来世の三世は、つながっています。
祖先を大事にすることは、自分の前世を大事にすることになり、
祖先のために積善(善行を積み重ねること)に努めるならば、
それは今の自分の徳となって、自分に返ってきます。
また、子孫のために積善に努めるならば、
来世の徳となり、幸せへの種となります。
だから、子孫という来世は、現世の延長と考え、
今をおろそかにしてはいけません。
今ある自分は祖先のおかげと感謝し、
そして子孫の幸せのために、一生を、今日一日を、
懸命に生き抜くこと。
それが大切です。