厄年は、お役に立つ年
よく世間では、厄年だからといって、その年は病気になったり、
災難に遭ったりするというので、いろいろ心配する人がいます。
でも、この厄年を「役年」(お役に立つ年)と受け取ることで、
生き方が大きく変わってきます。
一般的に厄年の大厄は、男42歳、女33歳といわれ、
男女ともに働きざかりの年齢です。
これまでは、自己の完成に向けて心を使ってきたものを、
これからは、周りの人たちや世の中の幸せのためにしっかり
お役に立っていこう――そういうこころをつくる年齢なのです。
自分のことより、人のため。
それに向かって邁進(まんしん)していくとき、
不幸や災難は向こうの方から逃げてしまいます。
「厄年だから、いつ災難がやってくるかわからない」と、
絶えずビクビクしている人は、心が不安定になり、
ほんとうに病気になったり、
物事がうまくいかなかったりするものです。
厄年を「役年」と上手に受け取り、周りを幸せにするための
お役に立つ年として、自らの心を磨き、厄を追い払いましょう。