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親のキモチ・子のキモチ

公園の遊具がなくなってる……

親のキモチ・子のキモチ:公園の遊具がなくなってる……

いつも遊んでいる公園の遊具が突然なくなったと嘆くカズマ。どうやら他の公園でも遊具が減っているようだが……。

登場人物

  • 両親、祖父母と暮らす小4男子。
  • 10歳、8歳、5歳、3歳の4人の子育てにフル回転するママ。
  • 仏様の智慧で家庭を円満に導くおじいちゃん和尚。
カズマ、どうしたの?すごくガッカリした顔してるけど。
うん……。いつもの公園に行ったら、大好きな遊具がなくなってて……。
えっ、どんな遊具?
ほら、クルクル回るやつ。つかまってまわりを走ると、回転スピードがすごく速くなって、楽しかったのに……。
あの遊具、けっこう古かったから、撤去されたのかも。そういえば、他の公園でも遊具が減ってるような気がするなぁ。
ほぅ。公園の遊具では私もよく遊びましたぞ。すべり台、ブランコ、ジャングルジム、シーソー……。半世紀以上も前の話じゃがな。
そんなに昔からあったんですか?
あったあった。遠くの公園にしかない新しい遊具で遊びたくて、わざわざ遠征したりしたもんじゃ。
うわぁ~、楽しそう!
懐かしいのぅ。しかし、最近は遊具の安全基準が変わって、周囲に十分なスペースがないと、新しい遊具が置けないらしい。
そうなんだ……。でも、今ある遊具をなくさなくてもいいんじゃないかなぁ。
遊具にも寿命があるんじゃ。古くなって壊れそうな遊具を撤去すると、今の安全基準では、まわりのスペースが足りなくて、新しい遊具を設置できない場合もあるようじゃ。
それで公園の遊具が減っていってるんですね。
子どもは外で遊びなさいっていいながら、遊具は減らしちゃうなんて、変だよ。
ごもっともじゃ。しかし、子どもが大ケガをするような危険な遊具は、撤去されても仕方がないと思いますぞ。
危ないから楽しいのに……。
それもわかる。ブランコから飛び降りたり、ジャングルジムのてっぺんに立ったり、危ないことにチャレンジして成功すると、最高に達成感があるからのぅ。
さすが和尚さん、わかってるぅ~!
でも、親としては、危険な遊具や危ない遊び方で、大ケガをしてほしくないという思いもあります。
最近は、子どもの冒険心やチャレンジ精神を満たしながら、親が安心して遊ばせることができる、より安全な遊具も開発されているようですぞ。
え、そんな遊具があるの?近くの公園に置いてほしいなぁ。
ふむ。安全な遊具も大事だし、大人がしっかり見守って、子どもが安心して遊べる公園にしてほしいもんじゃな。

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タイトル公園の遊具がなくなってる……
投稿日2025.10.17
著者 モバイル金剛寺
テーマ
アイキャッチ親のキモチ・子のキモチ:公園の遊具がなくなってる……