ある、ないを越える

何ごとも、自分一人の力で、できたというのは、
大きな間違いです。
神仏の支えによって、させてもらったのです。
できたのではなく、させていただいたのです。
一体、自分の力が、どこにあるのか。
これがわかったら、とらわれなくなります。
とらわれるから、悩み、行き詰まり、動きがとれなくなるのです。
何ごとにも、引っかかってはいけません。
これが、悟るということ。
あるといえば、あることに。
ないといえば、ないことに引っかかる。迷いです。
あるにも、ないにも、とらわれず、出てくるもの、
成ってくることを喜んで受け、真心を込めて努めること。
でもこの時、見返りや出世を考えたら、もうそれは、とらわれです。
天命だからさせてもらう、世のためだから働く。
そこには、とらわれはなく、美しい。
ある、ないを越えたところに、美しさは宿るのです。