子どもに何を残す?
子どもの幸せを願わない親はいない。
それ故に、世間の親は子ども可愛さのあまりに、多くの財産を残そうとします。
でもこれは、ほんとうに子どものためにはなりません。
財産を残せば、子どもはそれを当てにして、なまけものに育つ。
財産は、使えばすぐになくなってしまう。
ましてや、子どもに財産を残すために、
親が良くないことをして金儲けをすれば、
その恨みはすべて、子どもに返ってきます。
これでは、わざわざ子どもに災いを残すようなもの。
子どもの幸せを願いながら、実は子どもに、不幸を背負わせているのです。
ほんとうに子どものためを思うなら、
親は財産を貯めておくのではなく、「徳」を積んでおくこと。
親が残した「徳」という財産は、必ず子どもに返ってくるのだから。