上手に子どもを叱る
近頃、子どもを叱らない、叱れない親が増えています。
褒めて育てることも大切ですが、
叱ることも大切な親子のコミュニケーションなのです。
ただし、人前で叱ってはいけません。
叱るには、時と場所をよくわきまえることです。
子どもにも自尊心があります。
だから、人前でいきなり叱って恥ずかしい思いをさせてはなりません。
自尊心を傷つけられた子どもは、反抗さえするようになります。
悪いと知りながらも、あやまろうとはせず、
やがては、わざと悪いことをするようになることもあります。
子どもを叱るときは、人前を避け、なぜ叱られているのかの理由を
きちんと愛情をもって説明することが大切です。
叱った後は、いつもと同じように接すること。
叱ったことをいつまでもズルズルと引きずるのは、よくありません。
そして、叱ったことが少しでも改善されたときは、精一杯褒めてあげましょう。
一番大切なことは、感情的になって怒るのではなく、
愛情をもって叱るということです。