縁の下の力持ち
縁の下の力持ちといえば、
人の犠牲になったり、なにか損をするみたいでイヤだと
思っている人がいますが、これほど尊い修行はありません。
昨日より今日、今日より明日というように、
常に心が磨かれ、人が嫌がることを進んでできる人になれるように、
仏様は首を長くして待っておられます。
自分の手柄を人に譲って、決して自慢することのない
「縁の下の力持ち」は、とても立派なおこないです。
神仏は、その人の勤めぶりや心の隅々まで、よく知っていてくださるから、
損は損で終わらず、得は得だけに終わらないのです。