読込中

親のキモチ・子のキモチ

子どもの叱り方が分からない……

親のキモチ・子のキモチ:子どもの叱り方が分からない……

子どもに甘すぎる、とママに言われて困惑するパパ。時には叱ることも大切だとは思うものの、正直、叱り方がよく分からない……。

登場人物

  • 子どものキモチがイマイチわからなくて不安な、ちょっと気弱なパパ。
  • 何でも遠慮なくズバズバ言ってしまう大阪人。気弱パパの母親。
  • 子育てに悩むパパやママを仏様の智慧で優しく導く女性和尚。
あんた、ため息なんかついてどないしたん。仕事でヘマでもしたんか?
あぁ、おかあちゃん。実はママに「子どもに甘すぎる。たまにはビシッと叱って!」って言われたんだけど、正直、叱り方がよく分からなくて……。
あんたは出来がいい子やったから、あんまり叱ったことなかったしなぁ。それに私に似て優しい子やから、よう叱らんのと違う?
けど、子どもに父親らしい厳しさを示すことも大事だと思うんだよね。
パパさんだけじゃないですよ。最近は子どもを叱れない親が増えているんです。
叱れないって、なんでですのん?
「子どものキモチを尊重したい」「傷つけたくない」「子どもに嫌われたくない」などの理由で子どもを叱れないんだそうです。
へぇ~。よその子やあるまいし、自分の子にそこまで気ぃつかわなアカンのやろか。
そうかなぁ。ボクも叱れない親だから、キモチは分かる気がするけど……。
でもね、パパさん。親が子を叱るのは、子どもを良くしたいという親心ゆえ。子どもが悪いことや危険なことをした時、どうすれば良かったかを教え、導くためには、叱ることも必要なんです。
そや。叱られた子はつらいやろうけど、叱る親もつらいんや。けど、子どもを良うしたい一心で、心を鬼にして叱るんや。
オカンさんの言う通りだと思います。ただ、愛情さえあればどんな叱り方をしてもいいというわけではなく、子どもに愛情が伝わる叱り方を身につけてほしいですね。
愛情が伝わる叱り方って……?
まず、子どもがした悪い行いだけを叱ること。「あなたは悪い子」などと、子ども自身を否定するような叱り方をしないことが大切です。
罪を憎んで人を憎まず、やな。
感情的に怒鳴ったりするのもNGです。怒りをぶつけるだけなら、ただのケンカ。親が子を導くために叱るのですから、冷静に考えながら叱ってほしいですね。
うーん……。普段から叱り慣れていないボクには、あまりピンと来ない話かも……。
パパさん、ひょっとしてお子さんのこと、あまり知らないんじゃないですか。
あ、言われてみたらそうかも……。
子どもの長所、短所を知り、キモチを知れば、褒めるべきところ、叱るべきところも見えてくると思いますよ。
子育てサボってるのがバレバレやな、あんた。久しぶりにビシッと叱ったろか?

シェア

X Facebook LINE

情報

タイトル子どもの叱り方が分からない……
投稿日2024.02.09
著者 モバイル金剛寺
テーマ
アイキャッチ親のキモチ・子のキモチ:子どもの叱り方が分からない……