読込中

親のキモチ・子のキモチ

大人は判ってくれへん!

親のキモチ・子のキモチ:大人は判ってくれへん!

小学生のアイデアでランドセルを軽く運べる商品ができた、と喜ぶオカンだが、その商品に大人が難癖をつけていると知り、怒り心頭……。

登場人物

  • 小2の孫を持つ祖母。何でも遠慮なくズバズバ言ってしまう大阪人。

  • 教師になりたてで戸惑うことばかり。小3を担任する男性教師。

  • 教師歴20年。学校の現場を知り尽くしたベテラン女性教師。

  • 仏様の智慧で家庭を円満に導くおじいちゃん和尚。

先生!吉報や、吉報でっせ!
うわ、何ですか、やぶからぼうに。
ちゃうちゃう。やぶからぼう、やなくて、2本の棒でランドセルをキャリーにできるっちゅう話やがな!
あ、ランドセルの話ですか。
なんでも、小学生のアイデアで作られた画期的な新商品らしいでっせ。
私たちもその商品には注目しています。車輪付きの2本のスティックでランドセルを簡単にキャリー化できるようですね。
ほほぅ。必要は発明の母と言うが、重いランドセルで苦労している小学生ならではのすばらしい発想じゃな。
ほんまに良かった。これで孫も重いランドセルから解放されますわ。
ところが、この商品に難癖をつけている大人がいるんですよ。
この商品を紹介したインターネットの記事に、「ランドセルは背負うべき」というコメントが多数寄せられたようです。
いわく、「両手を空けるために背負っているのに、手で持っていたら、転んだ時に危ない」とか、「ランドセルを背負っていれば、後ろに転んでも背中や頭が守られる」とか。
ほぅ。それはそれで一理あるのぅ。
すごいのは、そのコメントに小学生たちがきっちり反論していることなんです。
ええぞ、頑張れ小学生!
いわく、「なんでキャリーを持ったまま転ぶって思うの?普通は手を放します」「そもそもランドセルが重いから後ろに転ぶんじゃん!」などなど。
小学生たちに一本!いや、商品にちなんで二本!
そやそや。大人はむやみやたらにキャリーをゴロゴロ引きずって歩いてんのに、小学生はアカンて言うのは筋が通らんわ!
ふむ。小学生はランドセルを背負う方が良い、と大人は勝手に思い込んでいるが、当事者である子どものキモチをちゃんと理解できていないのかもしれんのぅ。
子どものキモチを私が代弁したら「大人は判ってくれへん!」やな。
ランドセルに限らず、子どもに関することは、主役である子どもの意見をよく聞いて、より良い方向に進化させてほしいもんじゃ。
そや。先生方も、子どもの荷物を減らしてもらうよう、あんじょう頼んまっせ!

シェア

Twitter Facebook LINE

情報

タイトル大人は判ってくれへん!
投稿日2022.08.26
著者 モバイル金剛寺
テーマ
アイキャッチ親のキモチ・子のキモチ:大人は判ってくれへん!