食べ物の好き嫌いを直したい
今まで食べていたピーマンを突然残すようになった5歳の息子。仲良しの友だちがピーマン が嫌いだから、ボクも食べないというのだが……。
登場人物
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5歳の男の子の子育てに悩みが尽きない後輩ママ。
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3人の子どもを育て上げた経験豊富なベテランママ。
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子育てに悩むパパやママを仏様の智慧で優しく導く女性和尚。
うちの子って、何考えてるのか、ホントわからない……。 |
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あら、息子ちゃんのことで何かあったみたいね。 |
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急にピーマンを残すようになったから、理由を聞いてみたら「仲良しの友だちがピーマン嫌いだから、ボクも食べない」って。 |
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うちの子もそういうことあったよ。子どもって共感性が高いっていうか、仲良しの子と何でも同じにしたがるんだよね。 |
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どうしたら前みたいにピーマンを食べるようになるでしょうか……。 |
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うちの場合、「良いところはマネしていいけど、良くないことはマネしなくていいんだよ」って言い聞かせたら、効果があったよ。 |
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さすが先輩ママ。良いところはマネをして、悪いところは自分の反省材料として生かすことが大切なんです。ところで、食べ物を残す癖がつかないように注意してくださいね。 |
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もったいないですもんね。 |
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それもあるけど、食べ物を残さず食べることの大切さを、小さいうちからしっかり教えてあげてほしいんです。 |
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私も残すことがあるんですが、ちょっとでもダメなんでしょうか……。 |
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私たちが食べているものは、すべて生き物。つまり、生き物の命をいただいているのですから、食べ物を残すと、命をムダにすることになるんです。 |
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命をムダにする…。そういうふうに意識したことはなかったです。 |
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「いただきます」という言葉には、作ってくれた人への感謝もあると思いま
すが、「命をいただきます」という食べ物の命への感謝が込められているんですよ。 |
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うーん、深いなぁ……。 |
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だからといって、嫌いなものをムリに食べさせてはダメ。食べること自体が苦痛になってしまったら、子どもの心にも体にもマイナスになってしまいますから。 |
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残しちゃダメ、ムリに食べさせるのもダメとなると、どうしたらいいんですか!? |
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なぜ嫌いなのか、理由をよく聞いて、どうしたら食べられるかを親子で考えて、工夫してみたらどうでしょう。 |
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細かく刻むとか、卵でとじるとか、嫌いなものの味を和らげる工夫をしたら、食べられるようになったりするよ。 |
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なるほど。それなら私が苦手なピーマンもおいしく食べられるかも……。 |
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えーっ、苦手なのはママ!? |
情報
タイトル | 食べ物の好き嫌いを直したい |
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投稿日 | 2020.11.06 |
著者 | モバイル金剛寺 |
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