松竹梅〜梅の教え
めでたい松竹梅の梅は、家族で言えば「子ども」の姿です。
松のような夫と、竹のような妻との間にこそ、
梅のような子どもが育ちます。
梅は、寒さに耐えて花を咲かせ、その香りは遠くまで漂い、
人の心を引きつける。
枝は、美しい声の鶯(うぐいす)を止まらせて鳴かせる。
そして、その実は梅干しとなって人の病を救う薬となる。
父と母が、松と竹であってこそ、
このような梅のような子が授かります。
もし両親が立派でないならば、
どうして立派な子が授かるでしょうか。
松竹梅はめでたいもの。
このように松の夫、竹の妻、梅の子ども、これだけ揃ってこそ、
家庭はめでたく、世の中もめでたく、幸せになるのです。