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和尚と考える終活

和尚と考える終活18:「老いる」ことの価値

和尚と考える終活18:「老いる」ことの価値

ご高齢の方の口からよく耳にします。「年をとったら何にも役に立たんし、体も思うように動かんし、早く迎えに来てくれたらいいのに」と。でも反面サプリメントや栄養にこだわる方も多いと思うのですが、まあどちらにせよ現代社会は長生きするようになってきていますから、流れに逆らわず生きてもらいたいものです。

ここで皆さんに「老いる」ことの価値に目を向けていただきたいんです。というと皆さんは「髪は薄くなる、目は見えにくくなる、耳は遠くなる、足腰は弱るし、トイレは近くなる。一体どこに価値があるの?」とおっしゃるでしょうね。

昔の軍隊で言われた言葉ですが「星の数よりメンコ(メシ)の数」って知ってますか?階級を示す星の数が多い上官より、軍隊で多くメシを食ってきた古参兵に価値がある、ということです。例えば、上等兵が下級の一等兵を呼ぶ場合でも、相手の軍隊歴が長ければ「古兵殿」と敬意を払って呼んだのだそうです。

この話、私たちの人生においても使えると思います。世の中には商才に長けている人、学問に長けている人、また芸道に秀でている人など、たくさんの素晴らしい方がおられます。それはやはり本人の努力と研究と徹底によって得られた成果であり、評価されて当然でしょう。若い方でも本当に素晴らしい実績を重ねている方もおられます。

でも、どうしても超えられないものがあると思いませんか?そうです「時間」です。

アラフォーのキャリアウーマン、格好いいですよね。でも80代の女性の経験には敵わないということです。年を重ねたことを悲観するどころか、胸を張っていいんじゃないでしょうか。少々体は動きづらくても、「達者な口」さえあれば、まだまだたくさん役に立てますよ。

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情報

タイトル和尚と考える終活18:「老いる」ことの価値
投稿日2020.12.11
著者 良活和尚
テーマ
アイキャッチ和尚と考える終活18:「老いる」ことの価値