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和尚と考える終活

和尚と考える終活109:エンディングノート【7】~葬儀・供養

和尚と考える終活109:エンディングノート【7】~葬儀・供養

エンディングノート、いよいよあなたが主役の場面となってまいります。葬儀・供養に関することです。

世の中が様変わりしたことによって、葬儀の在り方も本当に変わってきております。また、お骨の取り扱いも大きく変化しております。

まずは葬儀ですが、宗教による葬儀、これが当たり前なのですが、あえて書かなくてはならない昨今です。どの宗教によって葬儀をしていただきたいのか。まずはここが大切なところです。お寺離れと申しますか、若い方がお寺を必要としない感覚になっているようです。ですが、ご先祖様が大切にしてこられたお寺や宗教、これは大切にせねばなりません。これこそが最も大切な相続でありますが、まずはそのことを記入しましょう。

そして次に、葬儀の形についての希望です。祭壇、棺桶、規模など。これは主役であるあなたが希望する形を記載することで、プロデューサーとしての喪主の方が、可能な限り舞台を作ってくれるというようにとらえてください。でも予算によってはご希望に添えない場合もありますから、あまり過度な要求はしないようにしましょう。

葬儀が終われば、次はお墓ですね。どんなお骨の扱いがご希望ですか? 最近は本当にわけが分からないくらい、いろんなお骨の取り扱い方があります。宇宙に飛ばしたり、宝石にしちゃったり、パウダー状にして海にまいたり。選ぶのは自由ですが、よくよく考えて希望を書いてもらいたいものですね。

お墓で思い出しましたが、入れてくれると思っていた実家の墓に入れなかった、といったお話をよく耳にします。お墓は「祭祀継承権」がくっついてますから、管理する方の意思が尊重されることになります。こういう場合は書くだけではだめかもしれませんね。

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情報

タイトル和尚と考える終活109:エンディングノート【7】~葬儀・供養
投稿日2024.06.07
著者 良活和尚
テーマ
アイキャッチ和尚と考える終活109:エンディングノート【7】~葬儀・供養