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和尚と考える終活

和尚と考える終活111:少子高齢化【1】~何歳から高齢者?

和尚と考える終活111:少子高齢化【1】~何歳から高齢者?

終活の取り組みはなるべく早いうち、若いうちからとお伝えしてきておりますが、なかなか若いうちは優先順位が上位にならないため、取り掛かれない方がやはり多いですね。それはそれで仕方ないのかもしれません。

近年「高齢者」という言葉が社会全体を覆っているように思いまして、一体どれほどの言葉があるのか調べてみました。「高齢者雇用安定法」「高齢者医療制度」「高齢者の医療の確保に関する法律」「高齢者の居住の安定確保に関する法律」「高齢者虐待防止法」「サービス付き高齢者向け住宅」「高齢者向け住宅リフォーム助成制度」「高齢者サロン」「高齢者避難」「高齢者講習」……。とりあえず10個ありました。まだまだ高齢者がつく言葉はあるかもしれませんね。明らかに高齢者が社会的立場を確立したということでしょうか。

さて高齢者の定義ですが、WHO世界保健機構では65歳以上を高齢者としています。私たちも一般的にこの概念でいろいろなことに向き合っていると思いますが、日本では行政上の目的によって幅があります。例えば「改正道路交通法」では、70歳以上を高齢者としています。また「高齢者の医療の確保に関する法律」では、65歳以上を高齢者としたうえで、65~74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者としています。

この法律、いつごろ制定されたかご存じですか?昭和57年、今から42年前なんですよ。法律が制定されたころは高齢者率が10%に満たなかったんですが、今や30%。また平均寿命も延びていることから、65歳以上を高齢者とすること自体、議論が起こりつつあります。

でも、高齢者が増加の一途をたどっていることは明らかです。理解できましたね、そこの高齢者の方。

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情報

タイトル和尚と考える終活111:少子高齢化【1】~何歳から高齢者?
投稿日2024.07.05
著者 良活和尚
テーマ
アイキャッチ和尚と考える終活111:少子高齢化【1】~何歳から高齢者?