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和尚と考える終活

和尚と考える終活2:「寿命」をあてにしない

和尚と考える終活:「寿命」をあてにしない

今回は「寿命」ということについて考えたいと思います。皆さんは「寿命」、どうとらえておられますか?辞書によりますと「命の長さ。生まれてから死ぬまでの時間」とありますが、皆さんはご自身の寿命をご存知ですか?「和尚、そんなことわかってたらこのページ開きゃしないよ」そんな声が聞こえてきますが、そうですよね。誰しも寿命はわからないですよね。

でも、こんな言葉聞きませんか。「うちのじいちゃんは寿命が長かったんだな」あるいは「こんな若くして亡くなるとは、彼は寿命が短かったんだな」など。ここにおいて、もうお気付きかと思いますが、寿命が確定するタイミングはその人が亡くなった時だということなんです。

世の中の多くのことは、俗に生きている社会の中で次々とことが展開し決まってゆきますよね。ところが寿命、すなわち人の命だけは命の営みが終わって初めて確定するんです。でもさっき申し上げた通り、自分の寿命のわかっている人は誰一人いませんから、私たちの生きる時間は未確定ということなんです。

でもね、確定している時間も実はあるんですよ。それが「今日只今」なんです。「今日只今」これだけはすべての生きとし生ける人が持ち合わせている時間なんです。

終活に取り組もうとする時、この確定している「今日只今」をしっかり見つめることがとても重要になります。亡くなった時にしか確定しない「寿命」をあてにせず、「今日只今」を大切に生きる、それが「終活」の本質なのであります。

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情報

タイトル和尚と考える終活2:「寿命」をあてにしない
投稿日2020.04.04
著者 良活和尚
テーマ
アイキャッチ和尚と考える終活:「寿命」をあてにしない