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和尚と考える終活

和尚と考える終活60:老後の住まい【1】~在宅か施設入居か

和尚と考える終活60:老後の住まい【1】~在宅か施設入居か

認知症への対処について少し見てきましたが、「そうは言っても」という場面がありますよね。夫婦共働きで、子どもたちもそれぞれ仕事に行っている。どうしても年老いた親を見ることができない。という場合です。昨今は介護環境の充実から、いたるところに高齢者施設が林立しております。ですが、介護の度合いや経済状況によっては、やはり「狭き門」であることは否めません。

以前にもお話ししましたが、介護保険が創設された目的は「在宅介護」であります。可能な限り在宅での介護を国は求めています。しかし、現実にはその対応だけでは追い付かないほど、高齢の方の比率が高くなっているということなんですね。家族という環境においても、高齢者を支える人材が足りない。それで、やむを得ず施設への転居をしなくてはならない事象が数多くなっているのが現状であります。

少し立ち止まってもらえますか。高齢者の方たちは一生懸命働いて、一生懸命子育てをして、社会のために精一杯貢献して「高齢者」になったんですよね。それなのに、見方によっては「家にいたら大変だから」と言わんばかりに、高齢者施設への入居を筆頭に挙げるのは、いかがなものかと思います。

私が申し上げたいのは、施設入居をしていただくことが悪いということではありません。そこに至るまでに、家族の方は真剣に話し合ったのか、そのことに向き合ったのか。その上での結論として「やむを得ず」その選択を強いられたのかどうかということです。

どんなに設備が整い、スタッフの体制が整っていても、実は「家族」に勝るスタッフはいないんです。高齢者の方、健康寿命を延ばしてください。介護をされる方は、本人の精神的、肉体的老化をセーブする努力を惜しまず頑張ってほしいと思います。(涙)

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タイトル和尚と考える終活60:老後の住まい【1】~在宅か施設入居か
投稿日2022.07.22
著者 良活和尚
テーマ
アイキャッチ和尚と考える終活60:老後の住まい【1】~在宅か施設入居か