和尚と考える終活36:葬儀の準備【2】~葬儀社を決める
前回に引き続き葬儀の準備についてお話しましょう。今回は「葬儀社を決める」です。
毎日の食材は近くのスーパーへ買いに行かれますよね。日用大工の道具が欲しければホームセンターでしょうか。今夜はスタミナ料理を、と思えば焼き肉屋ですか。皆さんそんなお店には度々行かれることがあるんじゃないですか?そうですよね、じゃあ「葬儀社」。「ちょっと棺桶買いに」「今日は霊柩車の試乗会に」無いですよね。そうなんです、あまりご縁のない業種が「葬儀社」さんなのであります。でも必ずお世話になるんですよ。必ず。さあ、必ずお世話になる、なおかつ自分の葬儀の時と考えると「一生に一度」何か変かな? でも二度はありませんよね。
人が亡くなりました。その途端いっぱいやらねばならないことが出てきますが、そんなバタバタした中で、もはや葬儀社さんを選択するゆとりなど皆無となります。言い方は良くないですが、急いで答えを求められる中で、ほぼ「言い値」でことが進められてしまいます。これでは終わってから「いいね!」にはならないのです。ですから、葬儀社も早い段階で決めておくべきでしょう。
近年、終活のブームから「葬儀の見積り」も取れるような業者が増えてきております。ぜひとも会場、祭壇、棺、サービスなどの内容をしっかり聞いて、その上で見積りを取って、信頼できる業者さんを選定しておいてください。選ぶ基準は皆さんが決められたらよいのですが、傾向としては、大手はパッケージになった契約が多いようです。小さな業者はユーザーの細かい希望に合う形をプランしてもらえるようです。どちらが良いかは好き好きですね。
この週末、葬儀社巡りなんかいかがですか。