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和尚と考える終活

和尚と考える終活4:日本は「超高齢社会」

和尚と考える終活:日本は「超高齢社会」

現代社会が抱える課題はさまざまでありますが、その中でも少子化、高齢化は大きな課題ですね。「しゅうかつ」と検索すると、以前は「就活」が先に出てきましたが、最近は「終活」が出てくるようになりました。それほど日本社会の中で高齢化が進んでいるということなんですよね。

さて高齢化、よく耳にする言葉ですが一応国際定義がありますから知っておいてください。WHO・世界保健機関や国連によると、その国の65才以上人口の割合が7%で「高齢化社会」といい、14%で「高齢社会」、21%で「超高齢社会」となっています。

さて日本はどこに?

内閣府の発表によりますと、平成29年実績値で27.7%となっており、超高齢社会真っただ中にいます。まもなく3人に1人が高齢者という構造になるんです。高齢者という定義年齢を引き上げようという案もありますが、引き上げたとしても中身が変わるわけではありません。このような状況から「終活」がクローズアップされてきたわけです。

終活のカテゴリーの中で、例えば「介護」というものがあります。実はこの介護、決して高齢者だけの課題ではありません。介護される人がいれば、介護する人もいるのです。そうして見ていきますと、終活とは高齢者のみが取り組むことではなく、高齢者がたくさんおられる日本の、私たち国民みんなが取り組むべき活動なんです。

さあ、ちょっと真剣に取り組もうかなって思えましたかね。

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情報

タイトル和尚と考える終活4:日本は「超高齢社会」
投稿日2020.04.24
著者 良活和尚
テーマ
アイキャッチ和尚と考える終活:日本は「超高齢社会」