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和尚と考える終活

和尚と考える終活29:葬儀とは【4】~葬儀と告別式

和尚と考える終活29:葬儀とは【4】~葬儀と告別式

ここでちょっと交通整理をしておきましょう。

一般に、皆さんがお葬式に会葬されますと、「それではただ今より、故○○様の葬儀並びに告別式を執り行わせていただきます」といったフレーズを耳にされるのではないかと思います。葬儀並びに告別式…。そうなんです、葬儀と告別式は、実は別物なんです。

まず葬儀とは、魂に対する儀礼であり、ご遺体を納棺して荼毘(だび)に附す。このことを指します。では告別式はと言いますと、故人に対するお別れの式典であります。葬儀で魂に対する儀礼を行い、告別式でお別れの式典を行うという解釈をしていただいたらよいと思います。

最近は少なくなりましたが、「弔辞」を読まれる場面があります。あれは「告別式」の一部です。でもこれが、お坊さんの読経の合間に入ったりすることもあります。別々のものでありながら、昨今では同一行事としてみなされているところから、葬儀なのに「無宗教」といった整合性のない形が生まれてきたのだろうと思います。

前にもお話しましたが「生前葬」という考え方は、まさに葬儀ではなく告別式を、生きている間にしてしまおう、ということなんでしょうね。「○○葬」としてしまうと、みんな葬儀のカテゴリーに入ってしまいますから、本来は区別することが必要なんでしょう。

葬儀と告別式、違いをお判りいただけたでしょうか。では次回は、葬儀の本質についてお話していきましょう。

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情報

タイトル和尚と考える終活29:葬儀とは【4】~葬儀と告別式
投稿日2021.05.14
著者 良活和尚
テーマ
アイキャッチ和尚と考える終活29:葬儀とは【4】~葬儀と告別式