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和尚と考える終活

和尚と考える終活47:相続【2】〜相続の形と思い

和尚と考える終活47:相続【2】~相続の形と思い

さて相続についてお話を進めてまいりますが、そもそも「相続」って何?

辞書によりますと「人の財産など様々な権利・義務を他の人が包括的に承継すること」とあります。「様々な権利・義務」です。例えば前回お話しました「遺産分割協議事件」などの話は、どちらかというと「権利」(得られるもの)についてのお話としてイメージするかも知れませんが、実は「義務」(負わねばならないもの)も相続の対象であるということです。つまり相続には、形の上で「正と負」が存在するということを知っておいてください。

また別の機会に詳しくお話しますが、実は相続は日本では「法律」によって定められたものがございます。「民法」の中の「家族法」の中に「相続法」という法律がありまして、それによって詳細に定められております。「じゃあ、別に心配しなくても、その法律にのっとって取捨したらいいじゃないですか」はい、この言葉もたくさん耳にしました。その通りで行けば、「遺産分割協議事件」も起こらないし、家庭裁判所の業務も半減するでしょう。しかし、この問題、竹を割ったようにはなかなかまいりません。ですから、ここで考え方をしっかり会得していただきたいと思います。

そもそもなぜ相続が事件になるのか。良活はこう考えます。「家族の対話、コミュニケーション不足」です。以前にも少しお話しましたが、私たちの遺志を法的に実効させる方法に「遺言書」がありますね。でも遺言書があっても、家族の対話、コミュニケーションがなければ、法的には有効でも、遺言書を作成した方の思いに対しては、あまり有効ではないケースが多いようです。法律だけでは円満解決ができないことも、ぜひご承知おきください。

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情報

タイトル和尚と考える終活47:相続【2】〜相続の形と思い
投稿日2022.01.21
著者 良活和尚
テーマ
アイキャッチ和尚と考える終活47:相続【2】~相続の形と思い