和尚と考える終活(新型コロナ対策編)2:感染して後悔する前に
後悔しない生き方をすることが終活の基本ですが、コロナウイルスに感染すると必ずや後悔することになる、と私は思います。
私の住む地域でも「クラスター」と呼ばれる集団感染が発生しました。プロ野球選手の食事会でクラスターが発生したことは皆さんもよくご存知かと思いますが、有名な方の事案は公人的な立場からメディアで公表されます。有名人でない方々の場合は、名前や場所を公表されることはありませんが、自分が感染したという事実は、有名・無名に関係なく一緒ですね。
感染された方の内、いわゆる3密がらみで「心当たりのある人」は、きっと後悔します。「あの時、飲み会に行かなければ」「あの時、ライブに行ってさえいなければ」などなど。ここに求められるものは「自制心」です。「我慢する・辛抱する」という考え方であります。ずっととは言いません。今は我慢しませんか。
政府が国民を守るために、許される範囲での自粛を要請しています。日本が共産主義国や独裁者のいる国なら、とっくの昔に戒厳令が出され、厳しく取り締まられていたことでしょう。しかしこの国はそうではありません。私たち一人ひとりの自制心を信頼して、要請が出されているのです。
「まあこのくらい大丈夫」これが感染者を増やしています。「大丈夫とは思うけど、念には念を入れて」こう考える人が多ければ、感染者は減っていくことでしょう。
もし、あなたが感染者になると、家族や同僚は「濃厚接触者」となり、感染リスクはぐんと高まります。そう考えたら、まずは自分が感染しないための最大限の努力「我慢・辛抱」をすることが、家族や同僚、身近な人を守ることになるんです。
コロナに感染して後悔、したくないですよね。