和尚と考える終活78:お墓【8】~納骨堂の選び方
納骨堂選びですが、「営業妨害」と言われると困るので、あくまで私見として申し上げることなのですが、やはり「寺院」が母体である納骨堂が、永続性の高さを見ますと、現時点では比較的安心かなと思います。
寺院はもちろん「宗教法人」であります。納骨堂は宗教法人でなければ運営(経営)できない決まりがあります。しかし、今私が申しあげるのは、寺院が母体なのか、企業法人が母体で寺院が提携する形なのか、その違いを申し上げております。 納骨堂の倒産、閉鎖は、やはり企業法人が運営しているところに多く発生しております。現時点では、と申し上げましたのは、寺院が母体であっても、そのお寺自体が宗教法人としての資格を抹消されるようなことになれば、閉鎖もあり得るからであります。
「和尚、じゃあどこにも安心できるところはないじゃないか」と言われそうですが、一つの考え方としては、「集合墓」を主体とした納骨堂の仕組みを持つ寺院母体の納骨堂。これが比較的永続性があり、なおかつ、行き場を失うことが少ない選択ではないかと思います。
檀家寺さんで運営する納骨堂もあります。ですがそのほとんどが「ロッカー式」でありましょう。さらに「管理費」などのその後の費用発生もいたします。契約をする前に先々のことを想定し、永続性の高い納骨堂を選択していただきたいと思います。
そういう納骨堂、紹介してほしい方は、私の方にお問い合わせくだされば、ご紹介しますよ。